自分を大切にすること
先日佐鳴湖そばの龍雲寺で行われている
金澤翔子展を見に行った時のこと。
天上天我唯我独尊の文字を見た時にハッとしました。
唯一の私の命を大切に使っているのかと。
彼女の文字はうまく書こうとしていなくて
ココロのまま、自分の思うままに書いているから
胸を打つのだと思います。
人にどう思われようと、どう見られようと
自分がいいと思うから書く。
ただそれだけ。
私は人に良く思われたい、嫌われたくない、
という気持ちを手放してきた気になっていましたが、
今だ人目を気にするところは抜けていません。
これって自分を大切にしていないという事。
例えば仕事で、やりたくない事があったとしても
他の人に悪いからと引き受ける。
この時の自分の気持ちってどうなんだ?
私が我慢すればいいってことは
嫌なことを無理やり(そこまで強引ではないにしろ)
やっているのであって、
結局のところ自分は不快なのです。
自分が我慢することによって他の人が喜んだり、
ありがとうと言ってくれるのは気持ちがいいことです。
ただ、
人によく思われたい
という隠れた気持ちがあることを忘れてはいけないのです。
自分がどうやったら喜びを感じるのだろう。
まだまだ自分がわかりません。
あの人は元気かしら?とか
こうしたら○○さんは喜ぶかな?とか
私が我慢したらみんな楽かな?とか
常に人のことばかり考えて生きてきた私には
少し練習が必要かもしれません。